決算書DE企業分析!【2006/10/16 12:30】
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(8053)住友商事
【
すみともしょうじ 】
住友系総合商社。堅実経営、リストラで先行。
CATV事業や都市再開発で独自展開。
2004〜2006年3月期の財務諸表分析はこちら。
| |
'04/3期 |
'05/3期 |
'06/3期 |
| 売上高 |
¥1,708,506 |
¥2,049,299 |
¥2,581,411 |
| 経常利益 |
¥65,334 |
¥80,578 |
¥154,180 |
| 経営安全率 |
13.03% |
14.31% |
21.82% |
| 流動比率 |
136.01% |
140.81% |
138.96% |
| 自己資本比率 |
16.30% |
18.51% |
20.84% |
| 総資本経常利益率 |
1.30% |
1.46% |
2.30% |
(注:金額欄は百万単位)
□損益計算書に関する指標の詳細□
□バランスシートに関する指標の詳細□
■大規模な収入と支出。
「経営安全率」
¥2.5兆円の売上を計上する企業力は、さすがとしか言いようがない。
売上高対営業利益率が4.6→6.1→7.3%と順調に拡大。
原価比率は70.6→72.5→72.6%と圧迫を見せるものの、
販管費比率で24.7→21.3→19.9%と、営業利幅拡大の助けに。
ただ、それに伴い
支払利息も膨らむばかり。
額面は400億に近く、経常利益に対して20%強を押し下げる。
■企業規模には大きく見劣り。
「総資本経常利益率」
ものすごい規模の収益を誇りながら、企業規模に対しては
半分もパワーを発揮できていないのが実情。
本来であれば、売上高¥6兆ほどを計上しても、トントン
といった総資産を保有しているのである!
■資金の注入先に問題あり?
「流動比率」
流動比率は140%ラインに厚い壁がり、底から上へ上昇できない。
とにかく長期投資へと活発的に資金が流れてしまい、
「即金力」が少なく、
固定比率が200%を大きく上回っていることが
厳しい。
さらには、「売上金の回収」と「仕入れの支払い」能力は
同業他社の中でも最下位クラスの鈍さを誇る!!
■
剰余金を必死に積み上げるも・・・
「自己資本比率」
増資と、
剰余金をジリジリと積み上げるコトで
自己資本比率が20%台へ到達!
ただし、総借入金の猛威が納まったわけではなく、
未だ総資産の50%を保つために頼っている状態だ。
■「成長」を目指す前に、「自力による永続可能な企業」を!
決算短信では「成長を促す改革」のようなニュアンスのスローガンを
掲げており、勢いがあるような雰囲気を漂わせている。
だが、実際には『自力での永続』すら怪しい状態であることを
決算書は示している。
経営陣は現状把握力と、冷静かつ素直に現状を受け止められる
能力を持ち合わせ、きちんと公表するくらいの度量でなければ!
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住友商事のHP
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日根野 健(01/29)